自然分娩はもちろん、もし帝王切開や無痛分娩になったとしてもできれば部分麻酔にして、生まれた赤ちゃんをすぐに胸の上で抱っこしてあげましょう。これを「カンガルーケア」と呼びます。
生まれてすぐの赤ちゃんは母体から離れたばかり、今まで自分を包んで守っていてくれていたお母さんのそばにいたいのは当然ですよね。そこで考え出されたカンガルーケアは、赤ちゃんの情緒安定にとても役立つとされています。お母さんの胸の上で、さっきまで体内で聴いていた心臓の鼓動をふたたび聴いて安心し、安らかな顔をするのです。生まれた子供は大声で泣くものだと言われていましたが、カンガルーケアが浸透してからは、じつは母体から離されることへの不安から泣いているといわれるようになりました。
母親の胸の上で安心した赤ちゃんは、やがて自然におっぱいを捜すようになります。初乳です。自然分娩をしたお母さんのほとんどは初乳がきちんと出るそうです。
お産ホルモンと呼ばれるオキシトシンは最初は赤ちゃんから出て、母親がそれに反応し、陣痛を起こすホルモンとして知られていますが、このオキシトシンがお産を終えて赤ちゃんを抱いた母親からあふれるように出ているのだそうです。オキシトシンは愛情ホルモンでもあるんですね。その作用でお母さんはおっぱいが出るのかもしれません。
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