出産で気になるのが、出産での痛み。それが受け入れられるか否かで、出産場所選びも変わってきます。お産が軽かったという人と、難産だったという人、お産の進み方はさまざまですが、出産の痛みはどれくらいなのでしょう。
これには測定器がありませんので個人差はわかりませんが、よく聞く表現が
「鼻からスイカが出るかんじ」
「1ヶ月の便秘がいっきに出るかんじ」
「ひどい生理痛の100倍」
「会陰を切られても気づかないくらい」
神聖なる赤ちゃんが生まれてくるのにあまり美しくない表現もありますが、皆さん一様に、大変なようです。
ちなみに私の場合は、「1ヶ月の便秘がいっきに出るかんじ」でしょうか。(スミマセン)
陣痛はたしかに腰骨がメリメリと広がるような感覚で強い生理痛の100倍かそれ以上に思えるほど大変痛いものですが、陣痛と陣痛の合間はまったく痛くないので来るべき出産時に備えて体力温存とばかりにグースカ寝ていました。これが短い時間ながら深く眠れるんですよね。そして、陣痛の痛みで起きることの繰り返し。陣痛の間隔が数分になるとさすがに眠ってもいらず汗まみれで息もたえだえ。ところが、胎児が下がり、いよいよ子宮口が全開になり、痛みもMAXに達するのかと思いきや、そこからは痛みというよりも、なんともいえない「出る気持ちよさ」が全身に走るのです。まさに1ヶ月の便秘……。
頭が出始めてからはうわ~これが出産か!というほどの瞬間もありますが、ほとんどは夢うつつで大きなものが出る感覚を味わっている間に産み落としていた(立て膝でしたので、まさに産み落とす!)という感覚です。
出産でひどい痛みを経験している人の中には、陣痛の痛みのほかに、会陰を切られる痛みを経験しているケースもありました。これもあとで詳しく書きますが、陣痛の痛みで切られても気づかない人も多いようです。でも、もしかするとこの痛みは「心の痛み」かもしれません。
「何の気遣いもなく切られて……女性として大切に扱われていない気がしたな」
そう語ったママ友の言葉が心に哀しく響きました。
私の場合は幸いにも事前情報がありましたので、会陰切開を拒否、産院もこちらの要望を受け入れてくれました(破傷もなし)。女性心理か「できれば、切りたくない」と女性は思うものなのでしょう。
痛みに関して、「お産が怖い」と思っている女性はどれくらいいるでしょう。
たしかな数字はわかりませんが、私が周囲の未出産の女性20人に聞いたところ、全員が出産に関して痛みをもとに、何かしらのマイナスイメージを持っていました。
「陣痛って10時間以上も続いてすごく痛いんだよね?」
「出産のときってかなり出血するんでしょう?」
「大事な部分を切るなんて考えられない!」
「鼻からスイカが出る感じって聞いたんだけど、ありえない!」
この恐怖心が、出産医療をより楽に、簡単なものへとしていったようにも思います。
出産による痛みを“経験したくない嫌な痛み”と捉えるか、“母となる喜びのプロセス”と捉えるか、それによって痛みの感じ方も、出産方法も変わってくるようですね。
ではいよいよ、出産方法を見てみましょう。
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