「おめでとうございます。○週目ですよ」と言われたときの喜び、驚きは言葉に言い表せないものがあります。数週間ほど前から「生理がこないな」、とか「ちょっと下腹が痛いかも」などと体調の変化に気づき出して、「あれ、ひょっとして……?」。ドキドキしながら市販の検査薬で“○”印、「わ~きた!」。 心の準備を整えつつも、産院で先生の話を聞くまでの緊張感といったら時間の感覚まるでなし。先生のおめでた宣言のあとは、
「私、母になるんだ!」
お腹の底からムクムクと責任感がわいてきます。
妊娠がわかるころの胎児は一般的には6~10週目くらい、コーヒー豆くらいの大きさで姿はまるでおたまじゃくし。エコー映像でみると体の半分くらいの心臓がどっくんどっくんと動いています。無事に育ってほしいという想いと同時に気になるのが、「どこで産もうかな?」。
「え~、産み場所探しなんて気が早いんじゃない?」という声もあがりそうですが、いえいえ、今は“出産難民”という言葉があるくらい、産み場所探しが難しいんです。
これには2006年6月から試行された「改正医療法第19条」というものが関係しているのですが、これについてはまた別ページでしっかりと触れたいと思います。
とにかく、妊娠がわかったらすぐに産み場所を探して予約をしないと、都市部で人気の産院・助産院はすぐに定員で満杯、地方にいたっては選択肢すらなく産み場所探しに苦労するという現状なのです。
じゃあ、もし、どこも産み場所がなかったら残る手段は自宅出産……?
産院、産科医不足の近年、じつは自宅出産は増えています。もちろん、自宅出産は簡単ではありません。入念な準備があってこそ可能になるもので、産婦は“命がけ”でお産をします。とはいっても、昔(戦前くらいまで)の女性は皆さん、自宅や産屋(うぶや)と呼ばれる家の敷地内の納屋で、助産婦さんや近所の人たちに手伝ってもらって産んでいたのですから、女性には本来、「産む力」は備わっているものです。
まさに、出産は女の力の見せどころなのです。
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